医療レーザー脱毛とエステ脱毛の違い
クリニックで受ける医療レーザー脱毛と、サロンで受けるエステ脱毛はどう違うのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。実は、脱毛の効果や通う回数からアフターケアまで様々な違いがあるのです。自分に合った脱毛方法を選ぶためにも、違いを確認しておきましょう。ここでは、医療レーザー脱毛とエステ脱毛の違いをご紹介します。
エステ脱毛の方法は様々
エステでは、毛穴に電極針を刺して微弱電流を流し、発毛組織を破壊するニードル脱毛が行われています。一般的には、エステ脱毛と言えば光脱毛器による脱毛のことを指しますが、ニードル脱毛という方法もあることを覚えておきましょう。
痛みが強く、費用が高くつくため、特別な事情がない限りは光脱毛器による施術を選ぶことをおすすめします。
医療レーザー脱毛とエステ脱毛では脱毛効果が異なる
クリニックで使う医療レーザーは、エステ脱毛で使う光脱毛器よりも出力が高くなっています。医療レーザーは、発毛組織を破壊することで毛の生える量を減らしますが、光脱毛器は発毛組織にダメージを与えるに留まります。
それぞれ、具体的にどれだけの効果を得られるのかは明確にはわかっていません。しかしながら、発毛組織を破壊できる医療レーザー脱毛の方が高い効果が期待できるとされています。
脱毛完了までにかかる回数が異なる
使用する機器の出力が異なると、脱毛完了までにかかる施術回数も変わってきます。医療レーザー脱毛は、3~6回程度の施術で脱毛完了となりますが、エステ脱毛は20回以上かかるでしょう。毛を減らすだけであれば、エステ脱毛でも数回の施術で済みますが、完全に脱毛したい場合は多くの回数がかかります。
料金が異なる
医療レーザー脱毛は、エステ脱毛よりも1回あたりの料金が高い傾向があります。しかし、施術回数が少ないため、総費用で比べると、それほど大きな差がみられません。そのため、1回あたりの料金だけで、どちらに通うか決めるのは避けた方がいいでしょう。
痛みへの対処が異なる
脱毛の施術で肌に熱を加えると、痛みを感じます。光脱毛器は出力が抑えられているため、医療レーザー脱毛よりも少ない痛みで済むのですが、それでも我慢できないという方もいるでしょう。
サロンは医療機関ではないため、麻酔などを使うことができません。照射後に患部を冷却するなどして、痛みに対処します。それに対してクリニックでは、塗るタイプの麻酔を使うことが可能です。別料金がかかることが多いのですが、1,000~2,000円程度で使用できることがほとんどです。
アフターケアの内容が異なる
医療レーザー脱毛もエステ脱毛も、肌に熱を加えます。そのため、照射したところに火傷のような症状が現れることがあるのです。エステ脱毛を行うサロンは医療機関ではないため、一切の医療行為が認められていません。
そのため、患部を冷却したり保湿したりする程度のケアしかできないのです。医療レーザー脱毛を行うクリニックは医療機関であるため、炎症を抑える薬などによる処置を行えます。その場で薬を塗ってもらえたり、自宅用に処方してもらえたりもできます。
まとめ
医療レーザー脱毛は、エステ脱毛よりも少ない回数で脱毛完了となりますが、1回あたりの料金が高く設定されています。ただし、総費用で見ると、両者に大きな差はありません。また、クリニックは医療機関であるため、施術の際に塗るタイプの麻酔で痛みを和らげたり、施術後に薬で炎症を抑えたりできます。このように、医療レーザー脱毛とエステ脱毛は、効果や施術回数以外にも違いがみられるため、両者を見比べて自分に合った方法を選ぶようにしましょう。